人のカタチであり、人間であり、人体である、 それが何故こんなに不思議なのか、
寝て起きれば生きている、ひと、人、ヒト。 その人のカタチをしている彼女の最後のお話。
気付けば彼女は心を無くしていた。 何処に居ても、着飾っても、賑わう街に出ても、メディアの広がる箱を見ても、 彼女には何も感じなかった。綺麗な花を見ても、哀しい本を開いても。 痛みを通さなきゃ彼女は感情を表す事しかできなかった。 それは身体も心も一緒だった。全部生きているから身体にも心にも傷が増えるのは、 彼女の中では当たり前だった。それでも必要とされる事と、拒まれる事の中間の彼女は、 全ての感情がわからなくなって「無」に溶けようとしていた。 彼女が自ら、人間として神に貰った心を、喧嘩の絶えない夢と世間が作った身体が、
ずっとずっと嫌いで毎日目が覚めるのを恨んだりもして。 そんな夢と世間に作られたから、作られたように生きた彼女に甘い手が伸びる。 『生きている、理由を見つけようか、夢をたくさん見られる。 閉ざされた彼女には、恐怖だったが、初めて人のカタチに温もりを感じた。
優しい、大きな手。 遠くへ旅行したり、彼女に似合うと可愛い洋服を着せたり、脱がせたり。 彼女を褒めて、イイコと言って乳房を舐める。 彼の背中には素敵な物語が広がっていたが、彼に恋した彼女には関係無い話だった。 「皆に君を自慢したい 夜の海に浮かぶ船で彼に言われた言葉、迷いながらも彼女は頷いた。 はだけた彼女の浴衣をするりと脱がし写真を撮る。 「綺麗だ。」
NAKAMURA MIU 1991年3月14日生まれ。岩手県出身 身長157cmB82W52H79, の出演映画『富江アンリミテッ (東映ビデオ)のDVD発売中。 本誌4コマ漫画「みうまん!も連載中 そのほか最新情報は、 オフィシャルブログでチェック! (http://www.nakamuramiu.jp/
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11月14日(月)発売予定 撮影=井ノ元浩二 A4判・128P 定価2,940円(本体2,800円)
/ヘミシン目からていねいに切り取ってください。
発売記念イベント決定! 11月19日(土) 17時から、神保町・書泉ブ ックマートで発売記念イベントを開催予定。 詳細は書店の公式イベントページにて。 (http://idol.shosen.co.jp/event]
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