| つぼみ、オヤジの セックス奴隷 状態なんじゃね?」
ちは、ストローでコップの中身をかき回し | ながら、奥まで咥えちゃったりして。最終 【序章】
ながら他愛のない言葉遊びに興じていた。 的には立ちバックで挿入。しかもナマだよ、 この世はうわさの集積で出来上がってい 「ねえねえ、B組のつぼみって知ってる?」 ナマ。あれ、絶対ヤバイって」 る。良いうわさ、悪いうわさ、それら一つ 「あー、いるよねー。あの子がどうした 「ナマのほうがいいのはわかるけど、ちょ 一つが複雑に絡み合うことで、すべての事 の?」
っとキケンだよねー」 象は動き出し、現実という名の歯車を回転 「ここだけの話にしてよ。つぼみ、うちの 「それから毎晩のように銭湯チェックしに させる。言霊とはよく言ったものだ。すべ 近所の湯のオヤジと、あやしい関係らし 行ってるんだけど、アイツら、二日にいっ ての思考、すべての言葉は人を介して伝播 いんだよ……」
ぺんはそういうことやってんの」 し、やがてリアルとして認識されるのだ。 「マジ? つーかどうして知ってんの?」 | 「つぼみ、オヤジのセックス奴隷状態なん
君はうわさを信じるか。扇動者となって 「最近さ、夜、部屋で勉強してると、盛り | じゃね?」 うわさを流すか。それとも、いま目の前で の付いた猫みたいな声が聞こえてくるのね。 「うん。私、あの子とは幼馴染だし、ちょ 起こっている事象を真摯に受け止め、口を うるさいなぁー、と思って声がするほうに っと心配なんだよね……。やっば注意した つぐむか、
行ってみたら、それがウチの隣の銭湯でさ。」 ほうがいいと思う?」 で、中をのぞいてみたら……」
「うーん、微妙。それこそ余計なおせっか 「もしかして……」
いじゃね?」 郊外の町にあるショッピングセンターは、 「つぼみと店長が全裸でいた」
「そうなんだけどさぁ……」 それそのものがメディアの役割を果たして 「げーっ」 いる。そこに出入りする人々の言動によっ 「つぼみ、タイルの上で足を広げててガン て、この町が出来上がっているといっても ガン、クンニされてんの。店長のほうも、 過言ではない。
すげえ興奮してるみたいでアソコ、ガン勃 それではセンターの二階にあるファース ちでさ」 トフード店にフォーカスを合わせてみよう。 「デカかった?」 春のやわらかい陽が差し込む店内に、二人 | 「うん。つぼみ、うっとりした目でデカチ の女子高生がいるのを確認できる。彼女た | ンに類ずりしてたよ。『オエッ!」ていい
「本当も、本当川岸に湯があるじゃな い? あそこの若旦那さんとデキてるみた いなのよ~」 「うっそ~。また誰かのうわさ話に振り回 されてるだけなんじゃないの?」 「違うわよ! だって私、見ちゃったのよ。 この間、ベランダで洗濯物を干していたの ね。で、ふと向かいのマンションを見たら 窓際でセックスしてるカップルが見えたの。 もう、昼間っから何をしてんのー、って思 って目を凝らしてみたら……それがね、友 田さんと若旦那さんだったの!」 「きゃーっ、そんな決定的な瞬間、なかな か見れるもんじゃないわよ」 「あれから毎日のようにお向かいの部屋を チェックしてるんだけど、決まって午後の 2時くらいになるとセックスがはじまるの よ。昨日なんかすごかったわよ。友田さん が、若旦那の上に乗っかっちゃって、もの すごい勢いで腰を動かしてて」 「あら、いやだ」 「もう、全身汗でどろっどろで、おっぱい をぶるんぶるん振り乱しちゃって。もう、 あなたに見せてあげたいくらい激しいセッ クスだったわよ~」 「写真は撮っていないの?」 「まさか! 撮ってるわけないでしょう」 「あははは。そうよねぇ」 「でも、友田さんの気持ちもわかるわあ。 友田さんのご主人って、いま単身赴任中じ ゃない? そりゃあ、あっちのほうも寂し くなるわよ」 「あの若旦那さん、けっこう色男だものね。 私もあんなのに抱かれたら、はまっちゃい そう。戻って来れなくなっちゃうかもしれ ないわ……」 「もう、何想像してるのよ! 奥さん、鼻 の下伸びてるわよ~」 「いやん、もう。うふふふふ」
「決まって午後の2時
くらいになると セックスがはじまるのよ~」
次にショッピングセンターの一階に視点 を移してみよう。玄関を出てまっすぐ歩く と、目の前に広大な駐車場が現れてくる。 そこは買い物に来た主婦たちにとって格好 の井戸端会議場だ。ほら、今日も二人の主 婦が内緒話に花を咲かせているじゃないか。
彼女たちの会話にそっと聞き耳を立てて みよう。そうすれば、この物語の別の側面 が見えてくるかもしれない。 「ねえ、最近、友田さんところの奥さん、 きれいになったと思わない?」 「そうそう、私もそう思っていたのよね」 「その理由知ってる? 実はあの人…不 倫してるみたいなのよ」 「それって本当なの?」
「しょうがねえなぁ……」
【終章】
○おたに ゆきのり ~ゼロ年代のモテ技術~」 「ヤリチン専門学校 作家、売文屋 (講談社アフタヌーン新書) より絶賛発売中!
仮に君が真相を求めているとするならば、 より多くの現象をつぶさに観察しなければ ならない。そこに現れた事象を客観的に、 ありのままに判断してほしい。 「この物語の舞台となっているのは、ご存 知の通り、ショッピングセンターである。 建物の地下には多くの飲食店が入っている。 その中の一軒に観点を定めてみよう。ビー ルのジョッキを持った男たちの会話が聞こ えてこないか。 「最近どうだ?」 「両親が倒れてからこっち、大変よ。何せ この時代だろ? 銭湯の経営なんてやって られねえよ。ま、プライベートのほうは充 実してるけどな」 「なんだよ、そのニヤけた顔は」 「ここだけの話だぞ。実は俺、親子どんぶ りしちゃったんだ」 「はあ?なんだそれ」 「俺、三丁目の友田さんのところの奥さん、 娘さんとセフレ状態なんだよ」 「ほ、本当かよ!」 「ちょっと前、うちの銭湯でアルバイトを 募集したんだ。そしたら、友田さんの奥さ んと娘さんが面接に来て、ふたり同時に雇 うことにしたんだ」 「で、どうしてそのふたりとヤレたんだ よ?」 「ある日、営業が終わった後に娘さんと床 を掃除してたんだ。そうしたら、いきなり 後ろから抱きつかれて『あなたのこと、ず っと前から好きでした」なんて言われて。 で、なんとなく分囲気に流されてタイルの 上で…..まあ、その、やっちゃった、って わけ」 「おまえ、それ、軽く犯罪
だぜ。お母さん のほうは?」
だぜ。お母さん のほうは?」
そろそろ、この物語のエンディングを記 そうと思う。それにあたって、これまでの 舞台であったショッピングセンターから、 ほんの少し視座をずらすことにする。
町外れにある、一軒の家。そのリビング ルームにフォーカスを合わせてみよう。そ こに見えてくるのは母と娘の姿。食卓を挟 んだふたりは、何やら言い合いをしている 様子である。 「ママ、今回は私の勝ちね!」 「確かにつぼみちゃんのほうが早くヤッた わよ。だけど彼は、私のほうが気持ちいい って言ってたもん」 「うっそだ!」 「本当よ!」 |負けを認めなさいよ!」 「認めないわ!」 「うーん……ママ、この話をしてても結論 は出ないわ。それよりも、次のことを考え ましょう。今度のターゲットは誰にする?」 「クリーニング屋の息子さんとかどう?」 「駅前のコンビニ店員もけっこうイケメン
「娘とやった翌日かな。うち のマンションに、突然、奥さ んが現れたんだよ。ヤバイと 思ったね。娘の件がバレたん じゃないかって。ところがこ の女、服を脱ぎながら 私の ことも抱いて! なんて言っ て、俺のズボン脱がしていき なりチ●ポしゃぶりはじめて さぁ」 「すげえ展開だな」 「それ以来、母と娘を日替わ
りでやってるって寸法さ」 「軽く嫉妬しちゃうねえ。親子どんぶりな んて、なかなかできないし」 「いや、これが案外大変なんだぜ。ふたり がかち合わないようにシフト組まないとい けないし。体力だってもたねえよ」 「うれしい悲鳴じゃねえか」 「これ、本当に秘密にしてくれよ。こんな ことがバレたら、町中のうわさになっちま
「そうねえ、迷っちゃうわね」 「本当、これだからバイトってやめられな いのよね」 「ふたりはアルバイト情報誌を見ながら、 ほくそ笑んだ。
「俺、三丁目の 友田さんの 奥さん、娘さんと ところの セフレ状態 なんだよ!」
「多くの物事は、その視座を変えるだけで まったく異なった事象を描き出す。何が真 実なのか、という問いはこの際、無用だ。 信じる人は信じればいい。信じたくない人 は目を背ければいい。うわさなんていうも のは、その程度のものなのだから。
「わかった、わかった。その代わり、今日 の酒はおまえの奢りだ」
○つぼみ 1987年12月25日生まれ 身長160cm B84W58H85 山口県出身 血液型=B型 最新情報は公式ブログ 『つぼみ日記」 http://blog.livedoor.jp/ sunriseagency/より
○ともだまき 1972年8月20日生まれ 身長160cm B90W59H88 神奈川県出身 血液型=O型 出演作品 多数の 美熟女人気女優。
Tsubomi Maki Tomoda Portrait of Rumor ~ Tsubomi and Maki ~ Mother-Daughter Adultery Hair Nude Image 2009